「定年3.0」を読んで感じたこと 投資家としての視点から
こんにちわ。
「定年3.0」という書籍は、人生100年時代における定年後の生き方や稼ぎ方について考える一冊です。
著者の大江英樹さんは、大手証券会社で働いた後に独立し、経済コラムニストとして活躍されています。
この本では、定年後にお金・健康・孤独の3つの問題を同時に解消するためのヒントがたくさん紹介されています。特に、定年後の資産運用やライフスタイルに関する部分は、投資家にとって重要なポイントだと思います。
定年後の資産運用
著者は、定年後の資産運用の最も重要な点は「安全で失敗しにくい」ことだと言っています。そのためには、以下の3つの原則を守る必要があるとのことです。
- 分散投資:株式・債券・不動産・金など、複数の資産クラスに分散して投資することで、リスクを低減。
- インデックス投資:個別銘柄やファンドマネージャーに頼らず、市場全体を代表するインデックス(例えば日経平均株価やTOPIXなど)に連動する投資信託やETFを利用。
- リバランス:定期的にポートフォリオのバランスを見直し、目標とする比率に合わせて調整。
定年後のライフスタイル
著者は、定年後のライフスタイルの目的は「スマートシニア」になることだと言っています。スマートシニアとは、「自分らしく生きる」「他人と比べない」「自分で考える」「自分で決める」「自分で責任を取る」ことができる人のことです。
定年後は仕事以外の時間が増えるため、自分が何をしたいか、何を楽しむかを考える必要があり、そのためには「小さな仕事」を見つけることが有効だそうです。「小さな仕事」とは、「収入」や「社会貢献」ではなく、「自己実現」や「人間関係」を目的とした仕事のことで、例えば、趣味やボランティア活動などが該当します。
まとめ
この本は豊富なデータや事例から定年後の生き方や稼ぎ方について考えることの役に立ちます。。定年後を有意義に過ごすためにも、一読をおすすめします。
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